コレクション: Club / Dance

'88年にスタートしたNYのレジェンダリーハウスレーベルNu Grooveのクラシックスを現行アーティストがエディット/リミックスを施すシリーズの第3弾。今回はイタリアのハウス・デュオNiCe7、UKテクノベテランMark Broom、同じくイタリアのデュオDirty Channels、そしてHoney DijonとLuke Solomonのタッグが参戦。原曲を活かしながら現在のフロアーに対応するサウンドへとアップデートしたDJ即戦力なトラックがずらり。特にA2、B2あたりは原曲は3分ほどと短かったのもあり、嬉しいアップデートです。 

Larry Heardプロデュースのもと、ノースカロライナのPiccolo JT、シカゴのRio Loveによるそれぞれ2曲を収録したEP。アフロ・パーカッションとムーディーなピアノを擁したグッド・ヴァイブスなA1、パワフルなスポークンワードにタイトなテック～アシッド・エレクトロニクスが絡むB1、スモーキーなメロディカ・ダブとウォーミーなディープハウスを掛け合わせたB2などバラエティー豊かで上質。(★)

東京を拠点に世界を股にかけ活躍を続けるDJ・プロデューサー、Gonnoの新作が、Ground、SalamandaのYetsuby、Mr.Hoらのリリースで注目を集めてきた台湾の禁JINから登場。メロディックなシンセレイヤーに引き込まれるA1、それをダビーなアレンジに仕上げたVoiskiによるリミックスのA2。新たな一面を感じさせるインダストリアルなフロアバンガーのB1。そしてラストは響きも素晴らしいアンビエンスに包まれてのクローザー。様々な音楽に触れ、向き合ってきた氏のキャリアが凝縮された素晴らしい内容。推薦です！ ＊ジャケット右上、または左...

先日誠に残念なJamie Tillerの悲報が飛び込んできたばかりですが、彼がTornado Wallceと手掛けるレーベルBasic Spiritからの新作が届きました。同レーベル4枚目となる今作は、メルボルンのFantastic Manの新作。プログレッシブ、トランスなサウンドの昨今の彼の作品ですが、今回も同様にフロアーフィラーな4トラック。ちょっと毛色の異なるメロディックなアシッド・ブレイクビーツのA2、良いです。

Sound Metaphorが手掛ける復刻レーベルTransmigrationの最新作は、同レーベルからも昨年復刻作がリリースされた90年代オランダのトライバル・テクノ重鎮Robbert Heynen aka Exquisite Corpseの作品をギリシャのAnatolian Weaponsがリミックスしたもの。Aサイドではトランシーに、Bサイドはよりディープでトライバルなサウンドのリミックスを披露。ミニマル、アシッディーなこのレコードの収益金は、先住民主導の慈善団体であるLegacy of Hope foundationに寄付されます。

2010年代後半にブルックリンのレーベルArcaneからリリースした一連のEPで注目を集め、Joyce WriceやMndsgnのプロデュースも手がけるLAのプロデューサーJamma-Deeのフルアルバムが完成。淡いローズ・ピアノとロマンチックなヴィヴラフォンの響きにサンセットの情景が浮かぶバレアリック・ブレイクビーツA2、UKストリートソウルを彷彿とさせる80s後期~90sなビート感と甘い女性R＆Bボーカルが最高なB1、ファンクなベースラインを主役にギター&ボーカルのリフでグルーヴする正統派ディープハウスB3ほか、US西海岸の風通し...

オーストラリアはメルボルンの人気パーティー、Animal Dancingに東京拠点のDJ/プロデューサーMayurashkaが登場。バウンシーなビートとアトモスフェリックなシンセ使いでプログレッシヴ・ハウス的な勢いは備えつつディープにまとめた4曲を収録。均一な4/4ビートを取り囲むように配置されれた空間的なシンセ＋ピッチダウンのギミックでがっちりはめ込むA2や、トライバルなパーカッション＆チャントを淡いアンビエントが包みこむB2など、深いところで踊らせる良質なトラック揃いで必携です。(★)

ギリシャのLurid Musicから15年にデビューし、昨今活発なリリースを続けるギリシャのクリエイターAnatolian WeaponsがSound Metaphorsのカタログをリミックスするシリーズ第2弾。スピリチュアルなダウンテンポをより壮大でコズミックなビッグ・ルーム仕様に拡張させたA3、Paradise 3001のトランス・マシーンテクノをよりソリッドにツール化したB2など、今回も圧倒的に使いやすくアップデートされています。(★)

近年再始動した名門Nu Grooveから、Acid Jerksの片割れでもあるStefan Braatzと、Traxなどからのリリースでもお馴染みのシカゴ・レジェンドVirgo Fourの共作と、Nu Groove全盛期を彩ったBurrell兄弟の片割れRheji Burrellによるスプリット12"が登場。グッドオールドハウスをしっかりとモダンな今のサウンドへとアップデートした、レジェンド達の今のディープハウス。間違いなしです。

スウェーデンの新興レーベルSattaojaからヴァイナルオンリー限定150枚プレスの7"で登場したのが、ストックホルムのアンダーグランドシーンを牽引してきたSamo DJと、Samo DJのBorn FreeやKlasse Wrecksなどからリリースを重ねてきたCoral Dの共同作品。トライバルなレフトフィールドディスコを展開するAサイド"Floaty"はポエトリーやダビーなウワモノを絡めて5分ほど突っ走ります。そしてBサイドではそれをストックホルムのヒップホップDJ、Handsが低速化してヒップホップ調の2分弱のショートトラックにリメイクして...

'06年にLarry HeardのAlleviated Recordsからリリースされた人気作が久々にリプレス。今作以降たびたびLarry Heard関連に登場するメンフィスのヴォーカリストMr. White(Chad White)を迎え、BPM114のずっしり黒いグルーヴとエレガントなピアノが上質なディープハウス最高峰"You Rock Me"、ドライな直球アシッドハウス・トラックとソフトなヴォーカルの絶妙なバランスで聴かせるこちらも名作"The Sun Can't Compare"。それぞれlong versionとedit versio...

DJ、プロデューサー、そしてデザイナーとしても活躍するインドネシアの鬼才、Jonathan Kusuma。ベルリンの人気パーティー兼レーベルCocktail D'Amoreからの最新作は、インドネシアの伝統音楽とエレクトロニック・ミュージックを交配。インダストリアルなビートをガムランと絡めた"Kerontang"、ケチャの持つ催眠的なサウンドをディープなミニマル・ビートへと落とし込んだ"Racacak"など、実験的なサウンドが冴え渡るヒプノティック・サイケデリック・ディスコ。A1、B3などのアンビエント/ドローンもダークで最高！聖獣バロンをモ...

これまで朝霧ジャムやチェコのZikovska Nocなどのフェスにも出演し、ドキュメンタリー映画などの音楽も手がけてきたという、東京在住カナダ人トラックメーカー、Demskyのフィジカル・デビュー作。キックを抜き差ししながらじわじわビルドアップしていくディープハウスのA1、アトモスフェリックなグラウンドビートのA3、B1など、オーソドックスでありながら丁寧な作り込みで、メロウかつディープに仕上げたハウス〜ダウンテンポ・トラックス。ポーランドプレスの完全自主制作盤。

以前リリースされたイタロ・ハウスのコンピも最高な選曲だったYoung Marcoが主宰するSafe Tripから、今度は91年から95年にかけてリリースされていたトランスのコンピが登場。選曲を手掛けたのはYoung MarcoとRush Hourの創立者の1人、Christiaan Macdonald。Mijk Van Dijkの変名、Mindgear、The Loft Classics"Walk On Air"で知られるHoly Ghost Inc.のアナザー・クラシックスや、Damon WildとDan MorganによるプロジェクトMo...