コレクション: Club / Dance

ロンドンのバレアリックサウンド名門、Is It Balearicから主宰Coyoteの新作ミニアルバム。穏やかな高揚感をもたらすドリーミーで心地よいエレクトロニクス ダウンテンポを6曲収録。全体的に野外＆陽光が似合いますが、ダビーでややシリアスなA3は深い時間帯にも活躍しそう。持っていて損は無い素晴らしい安定感です。(★）

Donato Dozzy主宰のレーベルSpazio Disponibilに、イタリアを拠点にし自身のレーベルDanza Tribaleを運営する実力派プロデューサーAdielが登場。ダークでアトモスフェリックなアンビエンスに塊のようなベースが落とされるダブテクノA1、明滅するアルペジオと煽りたてるステッパーズ・ビートのリフレインにハメられるA2、浮遊感のあるダブ処理がミステリアスなスロウテンポのB1など、音響デザインに魅せられる発展系ダブテクノ4トラックス。（★）

NY在住のレジェンド・ハウスプロデューサーSatoshi Tomiieの新作がフランスのPhonogrammeより。クラシックなボイスサンプル使いにダビーなシンセが緩急をつけながらグルーヴを積み上げていくA1、ディープで心地よいアンビエントシンセに包まれるミニマルなB1など、シンプルな構成ゆえに細部までコントロールされた質感のクオリティの高さが際立つ貫禄の1枚。（★）

レフトフィールドなダブ作品のリリースが当店でも好評のAccidental Meetingsから、ブリストルのプロデューサーによる12インチ。Side Aは霞がかったアンビエントの中に断片的なボーカルが浮かんでは消えるハーフテンポでも可なBPM120のダブ/ディープハウス。Side Bはロウな質感のドラムロールを軸に捉え所のないシンセや管楽器がゆらめく11分のロングトラック。後半に現われるピアニカの甘美な響きにハッとさせられる美しい作品です。暑い夏に聴きたいひんやりとした手触りの推薦盤。（★）

UKのプロデューサーOtherによる90sオマージュなソウルフルなテクノEP。催眠的なウワモノにトライバルなリズムトラックを合わせた躍動感のあるサウンドが求心力抜群の仕上がり。BPM120とやや遅めに設定されたA1やブロークンビートなB2はテクノ以外とも実験的なミックスが楽しめそうな、クロスオーヴァーなDJプレイにおすすめな1枚。（★）

UKのベテラン・プロデューサーSteevioの久々の新作が自身のMindtoursより。全てのトラックがアナログ・モジュラーシンセで即興演奏されたライブ録音となっており、ポリメトリックなリズムが没入感のあるジャジーブロークンビート4曲を収録。有機的な躍動感とディープで空間的な音作りに引き込まれます。カーボンニュートラルなバイオヴァイナルプレス。（★）

ダブリンのAll City運営First Second Labelから、前作とそのリミックス盤も好評だったUKのプロデューサーGlimmermanの新作が到着。引き続きベース・ダンスホール路線を引き継ぎながら、ソリッドなボイスサンプル使いとひんやりディープなエレクトロニクスを絡ませたA1、ダークでトライバルな2ステップB1など、今回もかなりかっこいいです。（★）

Hessle Audioからデビューしたベルリン拠点のテクノ・プロデューサーBlawanが自身のレーベルTernescから2018年にリリースしたアルバムがリプレス。モジュラーシンセで作られたポリリズミックなトラックにインダストリアルでダークなエレクトロニクスが絡む、精巧なプロダクションながら荒々しいエネルギーに満ちた8曲を収録。ロウなパーカッション素材と地を這うようなダビーなベースの呪術的なグルーヴに打ちのめされるA2を筆頭に、SurgeonやLivity Sound、Rhythm & Sound/Basic Channelも引き合...

ベルギーのプロデューサーCJ Bollandが'92年に発表した90sテクノ金字塔『The 4th Sign』にも収録されている名作"Camargue"が、未発表曲"Tokyo"をカップリングして12インチ再発。トランス/レイヴの時代を象徴する眩いアンビエント・シンセとメタリックなリズムトラックが陶酔感をもたらす名作。初出となるSide Bはさらに加速しトリッピーなリフレインが旋回する、ゴアトランス、はたまたデトロイトテクノと同時代を駆け抜けるドライヴ感を宿した1曲。（★）

Suzanne Vegaが'82年に発表し大ヒットした"Tom's Dinner"を、エジプトの女優でシンガーのSimoneが'91年にカヴァーしたヴァージョンのオフィシャル・リイシュー。元々CDオンリーのアルバムでリリースされていたもので、初のアナログ化。誰も知ると言っても過言ではないあのスキャットに続くアラビア語ヴァージョン。'19年にベルリンSound Metaphorsが手掛ける再発レーベルBless Youより再発されロングヒットを続けるこちら、リプレスされ再入荷いたしました。

'90年にUKのマイナーレゲエレーベルWing An' A Prayerに残されたバレアリック感全開のラバーズロック作の復刻12"。トロトロにメロウで適度なポップ感。バレアリック〜AOR好きにも刺さるUKラバーズロックの人気作。'19年に数多くの良質復刻を手掛けるベルリンのMiss Youからリリースされ廃盤状態、再発盤も高騰していた1枚がリプレスされ入荷しました。

オリジナルはイタロディスコやハウス、ハイエナジーなどの作品を数多く残したイタリアのX-Energyからリリースされた'90年作の12"。イタリアの名門ハウスレーベルとして現在も評価の高いVibraphone RecordsからリリースしているMinimal Visionや49th Floorのメンバーで、Gherkin Jerks aka Larry Heardのリミックスも搭載して話題となったbasiC realitieSとしても活動するイタリアのDJ、Stefano Curtiが、Pais Tropical名義で残した唯一作で、オリジナル...

2011年にWinding Road Recordsからリリースされ、DJ NORI氏をはじめ多くのDJがプレイしたモダン・ディープ・ハウス・アンセム！8分に及ぶ"Club Mix"と、パーカッシヴなショート・バージョンの"Summer In London Edit"を収録した2020年のSouth Streetからのリイシュー盤がリプレス。この機会にぜひ。（★）

ブルックリン/LAのプロデューサーTom Nobleの新作がRazor-N-Tapeより。Mizell BrothersやPatrick Adamsなどクラシックなディスコ・サウンドを参照したモダン・レトロなサマージャム。すべて生楽器でレコーディングされたタフなグルーヴとキャッチーで上質なボーカル・ワークが間違いないクラブヒット必至な1曲です。オリジナル、インスト、Harvey Sutherlandによるリミックスを収録。（★）

人気レーベルM.A.D RECORDSの新作コンピレーション。さりげないリズムトラックの遊びも利いたモダンなアシッド・ハウスA1からピークタイムに対応したプログレッシヴ・ハウスA3、トランシーな90sアンビエント・ハウス/テクノ・ライクなB1など、リバイバルの潮流もしっかり落とし込んだ最先端現場トラックス。（★）

ベルリンを拠点に活動するDüzerのリリース第2弾。バウンシーなベースラインにラフなリズムセクションとラップが畳み掛けるホットなパーティー・ハウストラック。B面にはリズムのダイナミクスが強調されたインスト・バージョンを収録。強力！（★）

Theo Parrishの伝説的なDJセットの一端を担うエディット・ワークスの中からクラシックな2曲がオフィシャル・ライセンスでリリース。Side Aは'11年に"Ugly Edits"シリーズの11番でもピックアップされたBT Express"Peace Pipe"、Side Bは多幸感溢れるダンス・クラシックGeorge Duke"I want you for myself"を収録。じりじりとダンサーの熱量を取り込みながら引っ張っていく執念深いグルーヴが堪らない御大らしいエディット。（★）

ポルトガルはリスボンのゲットーハウス/テクノレーベルPríncipeから、リスボン郊外リンショア地区出身のDJ、MC、プロデューサーによるコレクティブRS ProduçõesのメンバーNuno Beatsのソロアルバム。これまで同様に特徴的なトライバル・パーカッションは受け継ぎつつ、今回はメランコリックなメロディとスロウテンポの楽曲でまとめられたパーソナルな距離感の作品。官能的なボーカル・トラックもありながら、複雑なシンコペーションがサイケデリックで呪術的なグルーヴを生み出すA4など、DJ/リスニングどちらでも楽しめる内容。（★）

ポルトガルはリスボンのゲットーハウス/テクノレーベルPríncipeから、新鋭プロデューサーDeejay Veigaによるディープ・ハウス×クデューロ×ミュータント・ベースなEP。鋭くキレの良いパーカッションが高揚感を演出するゲットーハウスB1、トライバルなボーカル・サンプルとハイトーンのシンセがスピリチュアルなディープ・ステッパーズB3など、パワフルなリズムで踊らせる6曲。（★）

Dan PiuなどがリリースするChildhood IntelligenceのサブレーベルSunrise Inc.からの新作。オールドスクール・テクノを彷彿とさせる神秘的なシンセとアナログ・リズムマシーンが特徴の5曲入り。初期シカゴハウス的なダークネスを纏ったA2、90sトランス〜トライバルな尺八サンプルを使ったA3、メランコリックなメロディと浮遊感のあるアンビエントシンセに昇天するB2など。（★）

イタリアのレーベルMother Tongueのヴァイナルオンリー・シリーズ"Yellow Jackets"の第8弾。Side AはJoe Claussellによる立体的なパーカッションにコズミックでファンキーなシンセが歌うフューチャージャズ〜ブロークンビート、Side BはKai Alcé＆Ricky Coreyがプロデュース、Chez Damier&Kayenneがソウルフルなボーカルで多幸感を演出するアンセミックなハウスを収録。生音感のある上質なダンストラックのカップリングです。（★）

オーストラリアのプロデューサーJerk Boyによる人気エディットシリーズSosilly Editsの新作が到着。強烈なトバしが効いたディスコダブA1、ファンキーなサイケロック・ジャムA2、African Head Chargeのプリミティヴなダブに４つ打ちのグルーヴをプラスしたB1、アフログループSuper Mama Djomboのラテン・テイストなディスコエディットB2とどのトラックも強力。JD Twitchほか多くのDJがサポートする今夏の目玉エディット。（★）

Tania Mariaや808 Stateのカバー7インチも好評だったDJ/トラックメイカーの岩田幸也&ドラマー/パーカッショニストの柿澤龍介によるユニット、Cruisicの新作カバーは00年代ハウス名曲K.O.T.の"Finally"。ヴォーカリストにMisa Sugiyamaをフィーチャーし、ジャジーでバレアリックなアレンジに仕上げています。（★）

AD 93からValentina Magaletti、Al Wootton、Susumu Mukaiのダブ・ユニットHoly TongueとShackletonのコラボレートアルバムが登場！共にスウェーデンのフェスに出演した事をきっかけに、当初Shackletonへリミックスという形で依頼する予定だったものの、より創造性の高いものを制作する為にスタジオへ彼を招き、Holy Tongueが録音したマテリアルをShackletonが構築していくという形で完成したアルバム。サイケデリックで呪術...

'90年代前半から活動を続けるスイスのベテラン・ハウス・プロデューサーDan Piuが、90年代初期のUKブリープ・テクノをオマージュした5曲入りEP。LFOや初期のWarpレコードを彷彿とさせるA1、フューチャリスティックなシンセに細かなギミックやラガ的な要素も組み込まれたブレイクビーツA2ほか、90sテクノの特徴を忠実に捉え再現した、再発ものとは一味違った切り口が面白い1枚。（★）

デトロイトの重鎮Orlando Voornが昨年逝去した同郷Amp Fiddlerをボーカルにフィーチャーしたソウルフル・ハウス。ウォーミーなコードの鍵盤とパーカッシヴなリズムトラック、息遣いが感じられる深い歌声に心を揺さぶられるオリジナルバージョンをA1に、タイトなグルーヴに絞ったWade Teo RemixをA2、Soul Clapによるリミックス2種をB面に収録。血の通った素晴らしいハウスミュージック。（★）

南米エクアドルの奇才がKlasse Wrecksに登場。レーベルカラーに沿ったブリーピーなブレイクビーツ・ハウス4曲入りで、お得意のサイケデリックな声ネタ使いに視界が歪むA2、タイトで軽快な足回りと細かなマシーン捌きがヒプノティックなB1など、キレの良いリズムトラックが気持ち良いストイックなツール・トラックス。（★）

インドネシア・モルッカをルーツに持つプロデューサーPala Gのデビュー・シングルが、80sヴォコーダー・ファンクDelly Rolliesの作品の再発を手がけていたレーベルJiwa Jiwaより。バレアリックなピアノとメロウで淡いヴォーカルが心地よいR&B/ファンクのSide A、トロトロに甘いソフトサイケなスロージャムのSide B、どちらもビーチや自然のオーガニックな心地よさを感じる極上のトラック。Lexあたりが好きな方はマストです！（★）

L.I.E.S.初の公式サブ・レーベルRisk Managementの第1弾に、自身のレーベルNon Stop RhythmやL.I.E.S.からリリースしてきたUKのプロデューサーTom Carruthersが登場。Risk Managementは「昔ながらのやり方を守り、新鮮な音楽をクラブに届けることに専念している、心あるプロデューサーとDJからなる少数精鋭のクルー」とのことで、実直なシカゴスタイルのハウス４トラックスを収録。シンプルな構成とのしかかる音の質量、ロマンチックで退廃的なメロディとベースラインに喰らい只踊るのみ！（★）

インダストリアル・エレクトロ〜テクノの好盤を量産してきたオーストリアのNeubauに、USのThomas Roland & James WeissingerによるユニットZillas on Acidが登場。BPM100でじわじわと侵食していく沼系スローモーアシッドテクノA1、BPM80のワンドロップ/ダブ的なリズムに不安定なシンセが時空を歪ませるA2ほか、ぐにゃりと重く危険な４トラックス。（★）

USのシンセ奏者/コンポーザーでZombiの片割れとしても知られるSteve Mooreのアルバムが L.I.E.S.より。冷たいシンセのアルペジオと規律正しいビートが生み出すコズミックなサウンドスケープに圧倒される6曲入り。緻密に重なり厚みを増していくシンセのリフレインに没入するノンビートのA1から、吸い込まれるような繊細で深みのあるアンビエントテクノA3、L.I.E.S.作品らしい荘厳でダークなB3など、美しい緊張感に包まれた傑作。（★）

スペインのMushroom Pillowが手がけるラテン音楽復刻プロジェクトの新作。今回は'74年のElkin&Nelsonによるバレアリック・クラシック"Jibaro"を、Daniele Baldelli & Dionigiがリミックス。マットな質感のキックとぼやけた意識の向こう側から聞こえるボーカルがダンスフロアのロマンチシズムを再現するSide A、エキセントリックな素材の差し込みで楽しませるダブのSide B、どちらもオリジナルの完成度をうまく壊したユニークなリミックスでお見事。（★）

ツボを突いたUKストリート・ソウルの再発などを手掛けてきたHeels & Soulsから、今回はカナダのBoomtang Boys名義でも知られるプロダクション・トリオ100th Monkeyによる90sバレアリック・ハウスがリイシュー。中古市場で高騰しているオリジナル2曲のリマスターに加え、Wolf MusicなどからリリースするManuel Darquartによるリミックスと、未発表曲"River Ride"を収録した4曲入り。アフロ・ボーカルサンプルを仕込んだドリーミーなディープハウス/バレアリック名作。（★）

岡山を拠点にワールドワイドに活躍するKeita Sanoの新作はフロア直撃のハウス/ディスコ3曲入り。トリッピーでヘヴィーなビートダウン・トラックに大ネタ"Relight My Fire"が絡みつくA1、パーカッシヴで軽快なピアノ・ハウスB1、トロピカルでリラクシンなムードにダブを効かせたB2と、何も考えずに踊れながらも随所に耳を引く仕掛けが散りばめられたキラーな1枚。（★）

Razor-N-TapeのJKrivによるサイドレーベル・プロジェクトLeisure Group Recordingsからの第1弾はトリッピーなダブ・トラック。JKrivのバンドメイトであったキーボーディストEthan Whiteと10年以上前に制作した楽曲を発掘/完成させたトラックで、バレアリックなムードとお得意の重量感のあるディスコビートをダブに落とし込んだA1、ドリーミーなシンセがファーイーストなメロディを奏でるB1、どちらもダンスフロアを意識しながら本格的なダブ/レゲエに寄った秀逸な内容。（★）

ベテランプロデューサーLee WhitneyとSimon GreatbatchによるエディットシリーズLovefaceの新作第8弾が到着。80年代のPrinceとPaul McCartneyの楽曲をシンセを効かせたDJフレンドリーなディスコ/ブギーに仕立てたA面、イタロディスコ〜ハウスなB面も即戦力。（★）

2015年にRazor-N-Tapeから12インチでリリースされたJKrivのエディット集の中の1曲で、根強い人気を保つOscar Sulley And The Uhuru Dance Band"Bukom Mashie"のアフロディスコ・エディットが7インチバージョンで登場。B面には新たにNYのアフロビートバンドUnderground SystemのDomenicaがフルートで参加したアシッド・ダブバージョンを収録。（★）

Montefiori Cocktailによる"Gypsy Woman"のジャジー・インストカバーと、Jestofunk Feat. Jocelyn Brown"Special Love"をレーベル主宰Micky More & Andy Teeがリミックス。両面ともに生演奏をフィーチャーした上質なサウンドが幅広いシーンで活躍しそうな持ってて損は無しの1枚。（★）

Thomas Von PartyとDreemsのAngus Gruzmanの人気レーベルMulti Cultiのエディット・レーベルCult Editsからの第9弾。子供の声ネタ使いがずるいSimple SymmetryのA1、Thomass Jacksonのトリッピーなずぶずぶトライバル・ハウスA2、Thomas Von Party & OltrefuturoによるシャーマニックなスロウハウスB1など、今回もオブスキュア・ディスコファンにおすすめの5曲入り。（★）

'88年にNu Grooveからリリースされた女性デュオBas Noirのガラージハウス名曲をベテランBushwacka!とMark Broomがエディット。印象的なピアノリフを強調して現代的なミックスにアップデートしたA1、思い切りトバしを効かせたB1のダブミックスなど、新たな魅力を引き出した好リミキシーズ。（★）